No,2 中国人権侵害の問題と道院の「雛形」

前回と同じく、大神のもたらす「雛形」についての続編であります。1993年に江沢民が中国国家主席に就任してから後、今日の習近平の中国独裁政権に至るまでに中国共産党の大きな収入源の一つとして確立したものがある。それは人体臓器販売の国際的闇ルートの確立である。中国共産党は国境という概念をもっておらず、チベットを侵略し、江沢民の政権時代から今日に至るまで国内の特定宗教団体や少数民族、新疆ウイグルなどを弾圧し、強制連行して強制収容所に送り込んでいる。そして、これらの民族の臓器を取り出して世界に販売していて、国家ぐるみで行われているその闇ルートの構造が人道的観点からも世界の至る所から発覚した。新疆ウイグルと言えば、嘗て出口王仁三郎が入蒙して神業を行った所でもあるが、現在、中国共産党はここに数百万人を収容可能な大規模強制収容所を新たに建設中であることも報道されている。
 
これが近年になって世界中から指摘非難されている「中国の人権問題」である。何と現代の今の時代に、まさに残虐極まるナチスホロコーストが今日でも行われているのである。ネットの情報を総合してみると、中国共産党に連れ去られた婦女子は凡そ140万人、虐殺された幼児は650万人、男子は700万人とかで正確な数は把握できない程多いという。これはナチスユダヤ人虐殺の被害者をはるかに上回るものである。このあたりは殆ど日本では報道されないが、検索すれば、信頼性の高い世界的人権保護活動団体の発表が多く、いかに多くの人命が中国共産党によって失われているかが分かるだろう。この世界規模での臓器売買で中国共産党は年間で三兆円にのぼる収益があるというのである。
 
大本開祖曰く「世界の型を大本にうつしてみせるぞよ」とあるのは大本信者なら誰でも知っていることだろうが、現況の大本に、この中国の人権問題に相当する事象があるかどうかは詳しくは解らないが、こんな猛烈な事象に相当する事が生じているのならば、それなりきに表に噂は聞こえてくるだろうが。しかし、それらしきものは特に耳に入って来ていない。しかし、道院側にはこれに適合するであろうと思われる事象、雛形が存在してはいる。勿論、これは神示上の教義を踏まえて考察しての推定的な話なのであるが、これも日本紅卍字会・東京総院が作り出している事象と一致する事態があるのである。
 
この説明には、まず道院と老祖弟子の関係を多少なりとも説明しなくてはならない。道院は至聖先天老祖が「宇宙の最高学府」と命名した学院であるが、ここに入学(道院では求修という)する者の大きな目的の一つには仏教や密教でいう「解脱」が含まれている。「解脱」とは輪廻転生のサイクルから永遠に抜け出し、涅槃寂静の世界に入ることである。そして「解脱」をする為には何を必要とするか、ということを最高指導神霊と接霊して実習と勉強で悟っていくというものである。又、この「解脱」の意味は密教などでいう「即身成仏」、今世で生きたままの「仏陀」になることを目的としているのである。
 
しかし、この道院に入るには「三世の善縁」という運命的、天命的要素を必要とする。この「三世の善縁」とは長い輪廻転生の最中に三世に渡る仏縁、神縁をもった人間であり、この「三世の善縁」を得られた者だけが道院にめぐり会うことができる。この言葉の裏側にあるのが「縁無き衆生は救い難し」であるのだが、道院の達磨佛の訓示によると「永劫の輪廻転生中に、この道院に辿り着けて解脱の機会を得られるのは一回のみ、よって今回の縁を無駄にしてはならない」とある。又、「人間が輪廻転生の輪から出れないでいると、生中に何かの弾みで大罪を犯したりすることになれば地獄へ堕ち込んだりしてしまって永遠の安息を得るに至らない」とある。
 
ここで一つ注意をしておきたいことがあるのだが、「霊界物語」中にも「魂、精霊は永遠に生き続ける」と度々出ているが、これには二つの意味がある。一つは人間は死んでもまた輪廻転生の法則によって来世を得るが、極悪重大犯罪を犯してしまった人間はどうなるのかと言えば、道院訓によると最悪は「砕霊」といって地獄の業火に焼かれて分解されて自然界にその精霊は木草昆虫の類に還されてしまう。そして、その者の精霊、魂はその様な形になって、まだ永遠に存続するという意味が二つ目がある。つまり、言葉の上ではこの二つは同様に言い表されているわけである。
 
道院の修行は簡単にいうと「訓研(神示の研鑽)」「坐研(先天坐法という道院独自の禅法)」「経研(経文の誦唱)」の三つがあり、至聖先天老祖の教えではこの三つの要素がバランス良く修行されなければ上乗に到ることはできない、としている。そして更に加えるに自他、世間への「積徳行・奉仕行」が必要になるのである。
 
さて、ここで再び前回の話の、日本紅卍字会・東京総院とワールドメイトの関係を取り上げなければならない。日本紅卍字会・東京総院には毎月数百名に及ぶ集団求修者が入って来ており、その入会費は多額である。それは別にしても、このワールドメイトから道院側に入って来て、老祖弟子となって者達は普段どうしているのだろうか、という疑問がある。ではこのワールドメイトの弟子等は先に挙げた三つの修行を行っているかといえば、私がワールドメイトの会員に直接訊いてみた処、修坐というものを行う習慣はない、そういう事は知らない、とか全く話が噛み合わないのである。深見東州氏は自らの命令でワールドメイトの会員らに道院への出入りを禁止しているのである。この理由については深見氏なりの理由がある様であるが、ワールドメイト会員らの告発文、多数のネットへ書き込みのどれを見ても不可解であり、院則に伴っておらず、自分の商売ネタ素へは自らの会員を近づけさせない配慮がされていて、道院では1~2万円で買える経本もワールドメイト内では36万円という高額で購入させたり、道院側の神示を恰も自らの霊感に基づく様な発言として受け売りをしていたりと不条理極まりなく、結局は道院神咒を使う為だけの集団求修であり、全く道院を商売ネタとしているのである。
 
結論としては、ワールドメイト側に存在する道院会員=老祖弟子は道院の必須項目である修坐修行もせずに日々を送っており、極論すれば、彼らは「解脱」の唯一の機会を逃しているばかりでなく、道院天界側から見れば天則違反者の集団なのであることは間違えない。今、ここで昔のまともだった頃の昔の台湾道院の訓示を思い出した。「欠坐三回で道鐘一回を鳴らす。三回道鐘を鳴らされた者は院則(正しくは道院網則という)により除籍とする」という訓示がある。道院では定められた坐法(院内一般には修坐と呼ばれる)は特別の事情がない限りは毎日必ず行うという、老祖との約束、規則があり、三回修坐を欠かした者には鐘を鳴らして戒めるというもので、つまり九回欠坐をした者は除名されるという神示があった。つまり、厳しく裁定されれば、ワールドメイト側の弟子等は九日単位で次々と霊的に天界よりの除籍処分となってしまっている計算になる。そして、彼等は道院教義から考えれば、輪廻転生解脱への切符を日々各々本人達の知らないうちに破棄されていっていることになる。これを天界から見れば、本来はやがては来る予定の手筈を講じているはずの者達がどんどんと死んでいっている、ということになるのではなかろうか。この責任を深見東州と日本紅卍字会・東京総院の役員らはどの様に取るのだろうか。勿論、道院側の資金を支えていることもあり、多少なりとも情状酌量の余地はあるのだろうが、天界の規則は本来大変厳しいものであることは道院訓や霊界物語を見ても明かであろう。
 
ここで最初の中国の人権問題と雛形の話に戻りたい。考え過ぎだと言われそうだが、事実、1993年に江沢民が中国国家主席に就任して様々な政治を行い始めた丁度この頃には、ワールドメイトは日本紅卍字会・東京総院に既に関わっていてそのストーリーは妙に符合するのだが。それとも大本開祖の言う世界の縮図はこういう中国の人権問題の様な事象に限っては雛形は出さないのだろうかという疑問が生じる。
 
確か平成に入ってからすぐだったかと記憶しているが、まだ香港・宗母総で正統フーチが行われていた時に天界からの警告的訓示があった。それは「現在の道慈(道院や大本の活動のことで真意は神霊的好循環をしている状態を指す)は絶滅寸前である」というものだった。それから二十五年以上も時間を経た現在、嘗ての軌道から大きく外れて衰退していることは体感として明白なのである。現在、我国内に稼動している道院は東京総院と埼玉道院の二ヶ所だけである。僅かに「院の道体」を保っているのは埼玉道院だけで、ここも風前の灯である。
 
現況、日本紅卍字会・東京総会はワールドメイトなしには運営することは資金的にできない。日本紅卍字会・東京総院はワールドメイトに「軒先貸して母屋を取られる」ということになり、この現実的資金繰りと霊的悪循環からはもうそう簡単には抜け出せないだろう。今後、日本紅卍字会・東京総院にこれから入会しようとする者はこの様な雛形を生じ続けている最中であること、余程の志をもって臨まなければ結果は出せないであろう。
 

No,1 日本経済が増々衰退していく「雛形」が出現 !

私は大本系や道院・紅卍字会の長年の実習と研究をしてきました。この大神系団体は実際には霊的連帯関係にあり、本来は一つに纏まるべき存在で、一般大衆にその霊的影響を波及してしまいます。ですから私が関係した団体を主体として様々な問題提議を問うと同時に発祥当時の大本や道院がどうであったか、何故現在、各々の団体が混乱低迷状態にあるのかの原因を公開していきますが、私の論ずるものはこの方面の勉強を沢山されてきた人でもないと、ちょっと分かり難く初心者の方には向いていないものであると先に述べておきたいと思う次第です。
 
今年10月からの消費増税は我国に深刻な景気低迷、貧困国への引き金になることは、昨今の暴露経済評論家の論じる処であるが、遂に雛形としても我国が経済的問題で苦しまなければならないと推定される前兆が現れてしまった。現時刻では消費税増税はまだ完全確定はしてはいないが、まあ、ほぼ確実に実施されるであろう。しかし、こういう政治的な動きにも、見えない世界でこれを促進構成する力(劫=神、道のはたらき)が存在しているということなのである。このあたりは大本教の勉強をある程度してきた人でないとさっぱりチンプンカンプンであろうが、大本教の教義自体が大変に複雑で難しいものなので、これには仕方ないものがある。
 
 
今年「道院 日本紅卍字会・東京総院」は銀座から移転し、新大久保に新規建設を終えてしまった。これに因って、これから我国日本は長期に渡り景気低迷に襲われることになるだろう。勿論、中国でもそれなりきの事態が予想されることになる。現在の世界情勢に伴う世界経済は一触即発の危機にある状態であると複数の経済学者は警告している。今年十月より試行される消費増税は、あのリーマンショックの数十倍の世界的大恐慌を引き起こす引き金になりかねないものであると著名の経済学者は口をそろえている。これは実に大変な事である。
 
 
日本紅卍字会・東京総院は中央区銀座で運営していたが、高い家賃の割には狭い環境に不便を感じており、予てから新規建設を考えていたのである。嘗てこの新規建設については「皆が望んでいない」という神託があったが、にも関わらず、この意味が分からず、今の日本紅卍字会自体の経済状況や資金構造を考慮せずに各役職連の希望に基づいて新規建設をしてしまったのである。「皆が望んでいない」とは今の運営状況、資金繰りままで建設すれば日本国民、若いては霊界にまでその影響が及ぶということが未だに理解できずにいるのである。
 
 
この理由や原因は当事者である現道院道職者や会員らには恐らくさっぱり理解ができないであろう。これは道院の主祭神である「至聖先天老祖」は大本の主祭神大本皇大神」と同様の「雛形御神体」であるからであり、神示では大本と道院は神霊界では表裏の関係にあり、本来は一つにまとまらなければならない経緯があるのである(この部分の理由や歴史的事実は後に詳しく述べる予定である)。
 
 
「雛形」と言えば大本系の者ならば少しは理解ができる者がいるであろうが、一般人同様に今の道院の者達には何のことなのか理解できる者は皆無に等しい。その理由は道院では「雛形」の増幅反響効果という大神のもたらす大功徳やその危険性については極僅かにしか神示として説かれていないからである。
 
道院側が保存している神示(道院では訓文という)は道院発祥時から平成四年まであったフーチによる天界通信である。同神示によるとその大半の訓文は戦時中の戦火で消失されているとあり、現存しているものについては最低限の修行に必要なものだけは残っているとある。つまり、現在でも読める訓文は、道院の歴史中の全訓文の極一部であり、私的推測では全訓文の精々一割~二割程度のものであろう。更に日訳されてあるものもこの残存しているものを満たしていないのである。私が記録として所有している訓文(原文は漢文)で日訳されていないものは日訳されているものよりも多いのである。
 
大本皇大神」同様に、この「至聖先天老祖」のもたらす「雛形増幅反響効果」の部分についてはこの現存の日訳訓文中には極僅かにしか示されていない。随って、現在の道院・紅卍字会の人間はこの「雛形」の事については殆ど理解していないままで今日に迄至っているのである。
 
 
 
この「雛形」という現象について、ここでは簡単に述べておく。大本教に於いて、教団内で行われた行為や発生した事物が国内、やがては世界に拡大波及していく、というもものである。これは出口なお、大本開祖が示す「大本経綸」や出口王仁三郎自らが述べているもので、一般人には信じがたい内容である。これに依ると大本皇大神の祀られている「大本は世界の雛形、世界の縮図」という現象を引き起こすというものである。つまり、大本教団が正神界の規則に則って正しく運営されていけば、日本から世界中に放たれる雛形増幅効果によって世界は天下泰平安泰となり、又、逆に大本教団がおかしくなれば世界もそれに同調しておかしくなっていく、というもので、現実世界と大本教団とは恰も凹凸レンズで映したごとくの拡大と縮小の再現バランスをもっており、ここに大神弟子という少人数の者が世界を変革していける神仕組みが隠されているのである。
 
道院側も大本同様の言わば「雛形拡大波及御神体」を奉祭しているのであり(この部分については後に詳しく述べることとする)、この現実世界の政治的動きから我々の生活環境に至るまで、何もかも、この「雛形御神体」を如何に正しく奉祭管理できるかによって決定されていくと言っても過言ではないのである。勿論、この御神体を取り巻く神司、道職者達が如何に御魂磨きができているが要となることは言うまでもない。
 
現状の大本の運営は一見、素人目には判らないであろうが、開祖が帰道した後は特に酷くなり、当時の運営役員達は挙って大本本部を占領し、全く自分達の都合のよい虚偽の教理を振り回した全く嘘で固めた支離滅裂のものである。しかし、これを一度考えてみれば、何もかも世界中の陰謀や混乱の状況そのままを縮図とした生き写し的なものなのであることが解る。当時の大本の運営陣の暴走ぶりには出口王仁三郎でさえもその制御がきかなかった程のもので「大本を世界のかたにいたすぞよ」という神仕組みよって、これも仕方がないことだと考えていた様である。而してつまりは現状の大本の運営は逆から言えば、寧ろ当然だということになる。
 
大本から分裂していった多くの信者達は現在に至るまでの大本の支離滅裂ぶりを能く知っており、現大本に通う者達は殆ど騙されたままでこれに気がついていないでおり、細かいことは気にしないでただ拝みさえすればよいといった様な塩梅になってしまっていて、それなりの業を持つ人達の集まりとなってしまっているのある。出口王仁三郎は「私の死後、大本は狐狸の巣窟となるであろう」と言い残しているが、確かにその通りになってしまっているのは事実であり、これに耐えかねた大本弟子の一派は「大本連合会」や「愛善苑」として大本から離反独立することとなった経緯がある。これが「厳と瑞」の争いの一面でもあり、大本の歴史は終始教団内の争いの歴史でもあるのである。
 
 
出口王仁三郎新月の光」には「道院の主宰神である至聖先天老祖様は開祖様」と書かれており、「大本皇大神」という「厳(いず)」の最高神と同意義の存在なのであり、同じく「雛形御神体」を奉祭する道院側も大本と同現象を引き起こすのである。この「雛形現象」についての法則性や因果性は大変に複雑なので別の機会に詳しく述べることにしたい。
 
 
話を元に戻し、何故、日本紅卍字会、東京総院が新規建設すると日本が不景気に見舞われることになるのか、この部分の原因について述べてみたいと思う。これを簡単に説明すれば、不徳な汚れた資金を基に新建設したからである。
 
大本開祖曰く
「(艮の金神が現れた世になりてからは)これからは汚れた金は一切使えんぞよ。」
 
 
この日本紅卍字会、東京総院がもたらした罪状と理由をここに明記する。まずは日本紅卍字会、東京総院と深見東州氏との関係である。深見東州氏(旧名は深見青山)が率いる「ワールドメイト(旧コスモメイト)」は日本全国に183カ所の支部を持ち、会員数は7万人に及ぶ団体である。日本紅卍字会、東京総院は数十年間に及びこのワールドメイトから殆どの運営資金を調達をしているのである。深見東州氏は日本紅卍字会の副会長でもあり、現在でも多額の広告宣伝費を使って自らの名を世に知らしめている人物である。嘗ての若い頃は正神界の神と同調できていたのであろうが、組織が拡大していくに能って段々とドロップアウトしていった様である。
 
嘗て、深見氏自身は「今私は神様から問われていることがある。お前は宗教家なのか、それとも実業家なのか。もし、お前が実業家の道を歩むというのなら全てのお前の霊力を取り上げる、と言われている。」と言っていたのは当時のコスモメイトの会員ならば多数の者が知っているはずであるが、どうやら深見氏は実業家の道を選んだ様である。この時点で深見氏自身は大きな節目を迎えることになり、「コスモメイト」は「ワールドメイト」と改称し、自身もまた深見東州と改名したのである。しかし、名称を改めても依然事業として除霊と称するお祓いから神霊グッズの販売に至るまで神霊を商売道具として使っており、こういう商売は長続きするものではない。自身や団体としての余徳や命運が尽きればどんな霊能者と雖も必ず堕ちていくものであるということは今更議論の余地はない正神界の常識である。
 
 
こうして深見氏は嘗ての霊力を失い、商売のタネとなる「除霊師、救霊師(嘗ての九頭龍師)」の養成の力も失った。これでは先々事業が衰退していってしまうと悩んでいた処に、道院・日本紅卍字会の当時の会長N氏から日本紅卍字会に資金的な維持をしてほしいという依頼があったのである。当時はコスモメイトは結構な商売繁盛をしていて破竹の勢いであったが、反面、日本紅卍字会は会員数も少なく運営資金調達に苦労していたのであった。
 
深見氏は道院に大神様が鎮座していることを知り、自らの多数の会員を「集団求修(集団で名前を連ねて道院に入会することにより老祖弟子の資格を得ること)」させることによって資金的に日本紅卍字会・東京総院に協力する形をとったのである。これにより深見氏側のメリットとしては道院の神力を自らの団体に導入することが出来、問題であった除霊師の養成もいらなくなった、というわけである。道院に入会するということは「至聖先天老祖」の弟子入りをするということであり、この大神との約束によって弟子となった者は大神の授ける神力の発動権を得るのである。現在の「ワールドメイト」が除霊と称し、現救霊師が使っている神力は実は道院の秘法、神咒をそのまま使っているのである。ここが大問題なのである。つまり、深見氏は自分の商売道具として道院・日本紅卍字会を使っているのである。又、この事実を道院・日本紅卍字会側としては背に腹は代えられないと黙認しているわけである。何たる事であろうか。これがどういう事態を引き起こすか分かるだろうか?
 
 
 
本来の道院会員の会費では運営経費を賄うことは到底出来ない程の人数しかおらず、日本紅卍字会・東京総院はこのワールドメイトから年間約5~6千万円の資金を受け取っている。つまり、正神界が忌み嫌う神霊商法を行う団体からの資金を基に現在の日本紅卍字会は建設されているのである。これに因って道院の神霊世界に大きな歪みを生じ、大神世界を悩ましめるのである。そして、これが「雛形」として日本に波及していき、更に世界に拡大波及していくのである。この為に道院は嘗ては維持していた最高神霊降臨の「場」としての神聖な神的波動(院の道体という)を日々に失ってきており、その衰退ぶりは昔の道院を知る者ならば体感として分かっているはずである。
 
 
中国発祥の世界組織である道院・紅卍字会は世界を滅亡から救うことを目的として設立され、現在でも東南アジアに点在しており、現在では道院総本部にあたる香港総母宗の正統道統派と不正道統の台湾派(正式には救世道院という)の二系統に分かれてしまっている。この分裂騒動には長い経緯があるのであるが、大本と表裏の関係である以上、道院側も第三次大本事件の分裂騒動と同様の時系列様をもっているわけである。
 
正統道統派としては日本国内には数か所の正規登録分院があるが、実際に運営できている場所は東京総院と埼玉道院の二ヶ所だけである。分院の埼玉道院は東京総院とは霊的に共鳴共振的なものがあるのは当然であり、この東京総院側が起こしているマイナス影響を少なからず受けるはずである。又、福生分院と称する所は現在大本と合流している台湾派の道院分派である。
 
 
対する不正道統の台湾派の系統は「魔のフーチ(偽物の神示を人為的に書き出す芸当)」という客寄せパンダを武器に布教拡大しており、自らが本物の道院正統派であると主張し、資金的にも正統道統派をはるかに上回る勢力をもってしまった。現大本本部は資金調達の為にも、又、必然的とでも言おうか、台湾派と結託した。台湾の偽物の神示を自らの団体に広めるとは誠に憐れとしか言いようがない。これは悪と悪の結合に他ならないが、日本紅卍字会・東京総院の所業も台湾派も、いずれも正統派道院全体の神力を低下させると共に世界に悪影響を及ぼすことになることは間違えないのである。しかし、前述の通りの有様でもう道統がどうのこうのと論じてみても双方は共に人類世界に悪影響をもたらしている。
 
霊界物語」には「神様は是々非々」であると書かれているが、この意味は、これはこれ、それはそれ、と人間が罪を犯したからといって功徳を積んだものを取り消さない、善功には加点を加え悪功には減点としてそれぞれ加減点していくということだ。人間社会では大犯罪を犯した者はその大罪がその者が積んだ善功もすべて打ち消されて評価されてしまい易いが、ここが人間世界とは評価基準が全く違うということである。
 
この様な汚濁した霊的環境を作り続けてしまってきた責任は、やはり、指導的立場にある道職者達にあると言えるが、こうした場を構成してしまっていても、人間側が行う祭典や誦経の功徳はゼロではないが、発祥時から隆盛期の当時にあった効果や功徳は望めないのである。実は現在行われている誦経は参経している者達が思っているよりも化劫弭化(地球の溜まった悪劫を無気化する)されてはいない。下手に誦経すれば実は逆効果になることを現在の弟子等は知らないのである。この部分については大本側と道院訓示の両方をもって後に詳しく説明することとする。
 
いずれもこの衰退の原因は老祖訓では「勉強不足にある」と一つの理由を挙げており、黙真人訓では「人間側(弟子等)に原因がある」と述べられている。又、「院の道体が損なわれれば優秀な弟子は来なくなる」と。これは大本側でも同じことである。
 
ここでまた一つ道院の隆盛期にあった訓示を思い出した。「纂は纂によって滅ぶ」この纂(さん)というのはフーチのことである。つまり、フーチによってフーチは滅びて行くという意味になるが、昔の当時の道院修方(弟子)にはこの意味が分からなかった。道院分裂の結果が甚だしくなった今、この訓示をしみじみと体感する。
 
大本開祖曰く
「他人のことであると思っていたら自分のことであるぞよ」
 
日本紅卍字会・東京総院がこの様な形で資金調達をしていることを道院世界本部である香港宗母総や各国の道院分院は知らないでいるのである。知っているのは日本では「集団求修(この集団求修自体は天界で許可されている)」をしているということだけのみで、これによってなされている実態については何も知らないのでいるのである。日本という国が特別な国であることは済仏訓にも書かれてあるが、肝心の日本がこの様な不徳の雛形を出しているとは。抑々、国内の道院の者達は雛形の概念をもっておらず、知らないのである。これは嘗て戦前に大本と統合せよという神示があったにも関わらず結果的には戦後に分離してしまったことによる影響である。
 
結局は香港派も台湾派もどちらが本物であるかと論じてみても、どちらも大神からあたえられた神法を崩すしていていると共に雛形増幅波及効果によって霊的悪影響を与えていることには違いはない。道院の存在は相対的には、もう現大本のはたらきと同様の存在となっている。このはたらきとは世界の立替え立直しを促進する為には避けられない「破壊」をもたらすことである。しかし、これは本来の道院が設立された趣旨と真逆のものである。
 
出口聖師は人類を滅ぼす要因に自然災害を大きく挙げている。大自然はイコール神そのものではなかったか。つまり、もうここまで来てしまっているのである。この意味が解るだろうか。現大本の運営陣も道院の役員らも皆各々が正しかれ良かれと思ってやっている。本当にそうならもっと世の中が良くなってもよかろう。双方が世界の雛形である以上、自らの団体に必ず不正や天則違反、虚偽があるのである。それとも開祖の神言が嘘だとでも言うのか。一般衆生はいい迷惑である。遠い未来、いつしか誰もがこの真実に気付いた時、今の運営陣の者達は後悔しきれるものではないであろう。
 
大本本部の運営陣は発祥当事から開祖の言う「悪のお役目」を演じ続けてきた人達であり、この負の役目を負う人達は最後、死後はどうなるのだろうか。
 
このワールドメイトの問題のこの責任は過去の道院訓文にある通り、日本紅卍字会・東京総院を主とする各々の道職者が分担して負うのであろう。